TMS第一回
奥のTMS専用の区画に案内され、まずは測定用の部屋に通されました。
ここでは左手に電極を三カ所貼られ、その人に合った頭に当てる磁気の強さを測定します。
また、同時に頭の大きさなどをはかり、水性ペンで頭に印をつけられます。これで磁気刺激を与える部位を決めるようです。
更に別室に移され、グラフの前に置かれた、眼科医でよく使うような顎と額を固定する装置の前に座り、レーザーでさきほどこめかみに書かれた印の位置を記録されます。
それから、TMS専用の部屋へと案内されます。
大きなリクライニングシートがあり、頭の近くに機械があります。
シートは体がすっぽり包まれるような感じで長時間座っていても疲れにくいようになっているようです。
頭部だけ、動かないように固定され、こめかみ部分に機械を当てられます。
私は最初の5回ほどは右脳を刺激するという計画のようなので、右に当てられました。
事前に説明されていましたが、TMSはボールペンでつつかれるような軽い傷みを伴うということでしたが、痛みの感じ方は人によって違うので、弱い刺激から始まりました。
カンカンカンカンという連続した金属音と刺激、それから8秒間の休み、それの繰り返しです。
私は最初は全く痛みを感じなかったので、少し強くしてもらいました。
すると、ボールペンの軸で思い切りこめかみを引っぱたかれるようなにぶい痛みがありましたが、我慢できないほどの痛さではなかったので、そのまま続けてもらいました。
治療は16分と何十秒か、でした。
終了後に耳栓を回収されましたが、渡し忘れていたようです。
治療中は本を読んでいても、寝てしまってもよいとのことでした。
私は耳栓をしていなかったので機械の音がちょっとうるさかったのと、痛みがまあまあだったので眠れる感じではありませんでしたが、慣れてくると痛みが和らいでくるとのことだったので、そのうちもっと楽になるのかもしれません。
そんな感じで、TMS治療自体は時間的にも痛み的にも苦痛になるようなものではありませんでした。
私は初診は、診察と光トポグラフィー検査と診察とTMSと、とまとめてやったので、結局全体で3時間半以上と大変長くかかってかなり疲れましたが、2度目以降はもう少し楽だろうと思います。
一度に5回先まで予約が取れるそうで、週末は予約が取りにくいとのこと。
私は自分の体調とかんがみて、週2回のペースで通うことにしました。