TMS(うつ病磁気刺激療法)についてのブログ

新宿ストレスクリニックで受けたTMS治療について

初診

新宿ストレスクリニックの場所は、地下鉄丸の内線西新宿駅から徒歩1分、新宿アイランドタワーの25Fです。

新宿駅から歩くこともできますが、私は体力的につらかったので地下鉄を利用しました。

クリニックはとても広くきれいで、大きな受付があります。

看護士なのかわかりませんが可愛い制服を着た受付の女性に名前を言うと、待合室で問診票を書くように言われました。

待合室も広く清潔で、テレビがあって、雑誌や飲み物が置いてあります。

 

前述し忘れましたが、うつ病治療には、家族やパートナーなど、支えとなって一緒にがんばってくれる人が必要です。なので、ひとりではなく、できるだけそういう人と一緒に来るようにと予約時に言われました。

私は母と一緒に行きました。

問診票には現在の症状や服用している薬、それからいくつかの心理テストのようなもので、全部で4枚あり、集中して何かをすることができない私には、けっこう疲れる作業でした。

それを提出すると、今度は医師による診察でした。

私の担当になった医師は終始にこやかで当たりが柔らかく、こちらの話も熱心に理解しようとしてくれて、嫌な印象ではありませんでした。

医師や臨床心理士について、悪い口コミもあったので不安でしたが、これも改善されたのか、たまたま私の担当になった人が良かったのかはわかりません。

ここでも、私が現状困っている症状について聞かれ、過去のことやうつ病のきっかけになった事などについて聞かれる事はありませんでした。

 

ここで、TMS(磁気刺激療法)について、具体的な説明を受けました。

私が現在医療機関で受けている薬物療法は、セロトニンの量を増やす目的であること。

TMSは気分の切り替えや集中力、注意力、判断力をつかさどる、背外側前頭前野を刺激し、脳内の神経可塑性神経細胞のくっつきやすさ、はなれやすさ)を改善する。という治療である、ということでした。

今あることや、これからやることに意識を向けられる。また、悪いことを考え始めると堂々巡りで沈んだ気分からなかなか抜け出せなくなる事を、一度考え始めても、ある程度のところでスルーできる、などの症状の改善が期待できるそうです。

30回という回数については、アメリカではこの治療は40回がスタンダードだそうなのですが、こちらのクリニックでは30回で80%以上の改善がみられるという実績があるため、30回を基本と設定しているそうです。

 

光トポグラフィー検査については、うつ病ではない、などの結果が出た場合、昭和医大の先生にはうつ病治療のさまたげになるので、受けなくて構わないと言われましたが、脳の働きの現在の状態を知ることができるので、TMS治療をする上である程度の参考になる、しかし受けるか受けないかは自由で良い、と言われました。

この時点で、TMS治療自体を受ける決心が出来ていた私は、より効果的に治療が受けられるならと思い、光トポグラフィー検査も受けることにしました。

 

かなり長い時間をかけて丁寧に説明をしてくれて診察は終わり、待合室に戻って会計となりました。

支払い方法は、一括前払いか、月々で30回の分割払いが選べます。分割払いでも手数料は取られないそうです。

また、前払いにして、途中で自分には合わないと思ったり、通院が苦痛であったりして治療をやめてしまう事があっても、支払いは受けた分だけで、受けなかった回数分は返金してくれるとのことでした。

私のときは、一括で払う方で提示された金額が安かったため、(一回分が19800円より安くなる)一括で支払うことにしました。

料金については年々安くなっているようで、数年前は100万ほどかかっていたものが、現在では60万ほど。私が受けたときは色々と差し引いてくれて思っていたより安く受けることができ、一概に幾らというものではないようです。

 

それから、光トポグラフィー検査を受けました。

これは頭に機械を取り付けられ、モニタに写った記号を見ながら連想ゲームをしていくようなものでした。

結果は典型的なうつ病だそうで、病院での治療にも影響はないようで安心しました。

これによって、右脳を何回、左脳を何回刺激する、などの指針も決まったようです。

ついでに時間に空きがあったので、第一回のTMS治療も受けていくことが決まりました。