TMSを受けてみて。結果、TMSは副作用やうつの悪化がある。そして万能の治療法ではない。
まずは最後にこのブログを更新してから4ヶ月もの間が空いてしまったことをお詫びしなければなりません。(この前2本の記事はこの記事と同時に書きました)
私は毎日死のことを考え、とてもブログを書ける精神状態にありませんでした。
TMSをやめて2ヶ月が経ち、やっとこのように筆を取るところにまで回復しました。
経緯を説明しましょう。
7月の末に、医師にTMSを受けてから受ける前よりずっと具合が悪くなっていると再三訴えているにも関わらず、医師が「TMSを受けて悪くなることは無い」と、断言した事で、私の中に医師に対する不信感が芽生えました。
どんな治療でも、副作用や悪影響のリスクが絶対に無い、などということはありえません。
ましてやTMS治療はまだ研究途上で保険適用も受けられない、若い治療法です。
その治療に対して、副作用が無い、と言い切っていること自体、受ける前から疑うべきでした。
医師への不信感と治療に対する不安感を抱いた私は、1週間後の予約を受けては取り消し、を繰り返し、先延ばしになり、TMSを最後に受けてから5週間が経ちました。
すると、どうでしょう。
あれほど死にたい死にたいと毎日苦しんでいたうつ状態が、嘘のように軽くなってきました。
TMSを受けない期間が長くなるほど、私はTMSを受ける前のうつ状態。すなわち、うつではあるけれど、気が狂ったように自分を殴ったりはしない、毎日死にたいと苦しみ続けることはない、そして、少しなら外出することもできる、そんな状態になっていきました。
私がTMSによる治療を開始したのが3月末。そして、うつ症状が悪化していると感じたのは4月の頭のことです。
しかしクリニックの医師にその旨を訴えても、「TMSによってうつが悪化することは無い。そうした前例は無い」との一点張りでした。
今になって考えるに、これまでも私のように「うつが悪化した」という患者の訴えを、クリニックがTMSを信頼しすぎるがために「それはTMSのせいではない」と盲目的に否定してきたのではないでしょうか。
それゆえの「悪化した前例は無い」ではないかと疑いたくなります。
新宿ストレスクリニックでTMSを21回受けてみて、私の中で治療としては途中ですがひとつの結論が出ました。
TMSを受けて、うつが悪化することもある。副作用の無い治療法など無い、ということです。
TMSは悪い事ばかりではありませんでした。左脳に与えた電気刺激(思考の切り替え)によってだと思いますが、悪い事を思いついても、一日中、何日も、鬱々とその考えを引きずることが無くなり、気分を切り替えることが出来るようになったことです。
また、同時に受けたカウンセリングで、大変素晴らしいカウンセラーの先生と出会うことができたことです。
子供の頃から悩んでいた対人関係、コミュニケーション能力、自己管理能力のなさを、違う角度からのアプローチで解消するための、的確なアドバイスを頂く事ができました。
現在私は、医師と相談し、残りの9回を解約せずに、3ヶ月程度治療を休んで、精神状態がどう変わるか。本当に酷い抑うつ状態はTMSのせいなのか、それを見極める、ということをしています。
カウンセリングが必要ならば、TMSを休んでいる間、医師からカウンセリングのみのフォローが必要との指示があれば、受けることもできるそうです。
人によって効く、効かないはさまざまでしょう。
新宿ストレスクリニックは、TMS治療に対して妄信的であり、初診の際に、受けてうつが悪化することはないと説明したり、良い点ばかりを強調するなど、問題点もあります。
クリニックには、TMS治療に盲目的になるのではなく、患者の訴えにも真摯に向き合い、現実を受け入れてもらいたいです。
しかし、受けない回数分の返金は手続きを踏めば成されるようですし、カウンセリングも充実しています。
悪徳なクリニックではなく、良心的なシステムのクリニックだとは思います。
しかし同時に、今のままでは、全幅の信頼を持ってすべてを任せられるクリニックだと言い切ることもまた出来ません。
ただ、これからTMS治療を受けてみようと考えている人に、実際に受けてみた私が伝えたい事は以下のとおりです。
ひとえに、TMS治療というものに、受ける側が何を期待するかということです。
TMS治療は、魔法のようにうつ病を治してくれる万能の治療法ではありません。
うつ病によって引き起こされる多種多様な症状のうち、ひとつかふたつでも、改善するならばいい、というぐらいの期待感で受けるべきものです。
そして、悪化しても、クリニックは薬物療法を行っていないので、TMSによる悪化もまたTMSによって解決しようとする、ということです。
よって、さらに悪化してしまうという悪循環に陥るリスクもあるということです。
クリニックは治療を途中でやめてはいけない、という事を強く推奨します。しかし、受ける側はそれを鵜呑みにすることなく、他の精神科医師とも相談し、TMS治療を場合によっては中断する、という選択肢も視野に入れることです。
現在10月頭、休むことをTMSのクリニックに伝えて一ヶ月、治療を中断して2ヶ月が経ちます。
とても具合の悪い日もあります。体が怠くて一日中眠ってしまう日もあります。
しかし、毎日つらいつらい死にたい死にたいと思っていた、TMS治療期間中より、はるかに楽な日々を送っています。少しは外出もできるようになり、また、外出したい、という意欲も出てきました。
そして、TMSを受ける前に苦しんでいた、辛い思考から脱却できない、という事もまた、無くなっています。
カウンセリングを受けた事で、自己管理も少しずつできるようになり、人と話すことにも少しだけ自信が持てたように思います。
良いカウンセラーと出会えた事、これが一番の収穫でした。そして、治療そのものも、全くの無駄ではなかった、と思っています。
もう一度言います。
TMS治療は、万能のうつ病治療法ではありません。副作用もあり、悪化することもあります。
それを理解した上で、家族の支えと、自分の状態を客観的に判断できる第三者(信頼できる精神科医など)、そしてなにより、今の自分の状態と医師の言葉をきちんと判断できる本人の意思、それが必要です。
TMS21回目と診察とカウンセリング
この頃、私の状態は今までにないほど最悪の状態でした。
たまらない不安感と息苦しさ、絶えずそわそわと落ち着かず、行き場の無い怒りを毎日感じていました。
一日中。つらいつらいつらい。死にたい死にたい死にたい、と考え続け、気が狂ったようになり、自分自身の体を拳で殴りつけたり、机や壁をたたいたりということも日常茶飯事でした。叫び声を上げたり、大声で呻いたりということも頻繁でした。
また、毎晩寝る前になると不安にかられて落ち着かず、頓服薬が毎日手放せない状態になりました。
そのことをTMSを受けたせいではないかと医師に相談すると、医師はTMSで悪くなるということは無い、と言いました。
そして、左脳0.7Hzから1.0Hzへと、当て方を変えました。
TMS18回目と診察とカウンセリング
先日に引き続き、私のうつ状態はとても悪い状態です。
怒りや無気力。悲しいことや辛い事を長く考え続けてしまう。
また、治療を始める前は週に2回スポーツクラブ通うなど、活動的なこともできていましたが、今は歩いて1、2分のところにあるコンビニに行くこともできず、全くの引きこもり状態で、日常生活に支障が出てしまっています。
5月のはじめから意欲に対するTMS刺激の治療を行っているのですが、意欲は減退していく一方で、対して苛立ちや怒りの感情は増している現状です。
その事を医師に伝えると、左脳のみ20分の活性化刺激に変わりました。
また、一方でカウンセリングに関しては、雑談が苦手で人と話しができないことを相談し、的確なアドバイスを頂きました。
TMS16回目と診察とカウンセリング、それとアンヘドニア(感情の消失)
少し間が空いてしまいました
これには少し理由があります。私に発達障害の疑いがある、ということは以前話しました。しかし、それを判断するためのテストは3時間ほどかかり、現状30分程度しか集中して作業のできない私には、テストを受けることは現実的でない、ということをカウンセラーに話しました。
そして、私としては、このように気持ちを楽に話のできるカウンセラーにめぐりあう機会はそうそう無いだろうということ。しかし、カウンセリングを受けることができるのは、ここでTMSを受けている期間だけなので、この時間をできるだけ有効に使いたいという希望を伝えました。
すると、カウンセラーから、もうTMS治療は中間地点まできており、今まで1週間に2回ほどのペースで受けていたが、もっと間をあけてもよいということ。そのため、逆にカウンセリングのペースにTMSのペースを合わせて受けてはどうかと提案を受けました。
カウンセリングは、10日から2週間に1回というのが理想だそうです。辛い話をしなければならないことも多いので、心が回復するためにはそのぐらい間を空けるのが良いとのことでした。
そのようなわけで、15回目以降、10日、あるいは2週間に1回のペースでTMSとカウンセリングを受けることになりました。
今回は色々なことがあったので少し長くなります。
私の現状についてです。15回目の5/20のTMSを受けて以降、私はたいへんに具合の悪い状態でした。
著しい倦怠感、疲労感、不安感、そして寝る前にはかならずそわそわと落ち着かず苛立ちを感じて、頓服薬もほぼ毎日飲むようになってしまいました。
また、偏頭痛もほぼ毎日で、頭痛の薬も毎日飲むようになり、心身の苦痛で私はへとへとでした。
毎日具合が悪く、薬を飲んで横になっているうちに一日が過ぎていくことがほとんどになりました。
何もする気力がなく、何もできず、TMSを始める前には週に一度程度行っていたスポーツクラブにも全く行けなくなりました。
そんな中、小さな事件が起きました。
5/23のことです。
私は有名人のブログをちょっと見ることを、毎日の小さな楽しみにしていました。たいしたことが書いているわけではないし、すごく面白いわけでもないので、ほんとうに小さな楽しみでした。ただ、面白い記事があると、母にそのことを話して聞かせて、一緒に笑うのは楽しかったです。
しかし、その日、母にブログの話をすると、母は笑った後で、その有名人に悪い過去があることを言い出しました。それは私も知っていることです。私が母に教えたのですから。
でも、その一言で、私の心から、楽しいという感情がすっと消えていきました。文字通り、感情が死んでいく、という感覚でした。
それから、時間が経つにつれ、楽しい、だけではなく、嬉しい、や、家族に対する愛情、悲しい、ありとあらゆる感情が私の心からどんどん死んでいきました。
しかし驚きや危機感はありませんでした。驚く、や焦る、などの感情も同様に死んでいたからです。
死にたいな、とふと思いました。今までは、辛くて辛くて死にたい、と思っても、家族が悲しむから、大好きな家族が悲しむのは私も悲しい、と考えるというストッパーがありましたが、その時は、家族が悲しもうがどうしようが、何とも思わない、という状態でした。
ただ、自分の状態がおかしい、ということだけはわかりました。
それで、頓服薬を飲んで眠りました。一晩寝て、明日になっても同じだったらおかしいから、精神科の先生に相談してみようと思いながら眠りにつきました。
翌日、私は以前の状態に近い状態まで回復していました。
私が具合が悪いとき、母は背中をさすってくれるのですが、感情が死んだ状態のとき、母が同じように背中を触ってくれたのを、赤の他人に触られているように気持ち悪く感じ、やめてほしいと言いました。
しかし、翌朝になったら、母に触られても大丈夫になっていました。
それからも、感情が死んだような状態はたまに起きましたが、この最初の時のようなすべての感情が死に絶えるようなひどい状態にはなりませんでした。
翌週、精神科の受診日だったので、このことについて相談しました。
すると、それはアンヘドニアという感情の消失状態で、うつ病の人に起こる症状のひとつだと教えてもらいました。ある日、ちょっとしたきっかけで感情の器が底が抜けたように空っぽになってしまうので、また少し感情がたまってきても、ちょっと揺れるとまた空っぽになったりと、繰り返すこともあるそうです。
そのようなこともあり、私は自分の今の状態が、TMSを受け始める前よりも悪くなっているように感じ、TMSを受け続けることが良いのかどうか、やめたほうが良いのではないかということまで考えるようになりました。
16回目のとき、医師にその旨を伝えると、まだ試していない治療の方法があるからできれば続けて欲しいと言われました。
13回目のとき、私は無気力な状態を回復したいと医師につたえ、それによって右脳に活性化を13分、左脳に思考の切り替えを6分当てる、という治療に変わっています。
それを、左脳だけに、活性化の刺激を与えるというものに変えてみようとのことでした。
この当て方は、まだ治療実績は少ないが、うつに対してかなり有効である。ただ、イライラが増す事があるかもしれない、とのことでした。
イライラが酷いという副作用が出たらすぐに来るようにと言われ、私は10日後に、TMSと診察とカウンセリングの予約を入れました。
少しでも、良くなってくれるといいのですが。
TMS13回目と診察、カウンセリング
今日はTMSに加えて、医師の診察とカウンセリングを受けました。
TMSの前、医師に、先月10日以来、ずっと具合が悪いこと。ひどくイライラしたり、すぐにカッと腹を立てたり、そわそわしたり、情緒不安定なことを伝えました。
一方で、鬱々とした考えが浮かぶことも多いのですが、治療を始める前は何日も何日もその暗い考えに支配されて、ことある毎に思い出しては辛い思いをしていたのですが、最近は短時間でそうした考えから離れることが出来るようになったことも話しました。
医師によると、右脳への刺激(意欲の活性化)と、左脳への刺激(思考のスイッチの切り替え)のバランスがうまくないのかもしれない、とのことでした。
右脳への刺激が多いために、何かをしなければならないのに何かが分からない=結果そわそわしたり落ち着かなくなったりイライラしたりしてしまう。可能性がある。その一方で左脳への刺激はうまくいっているので、悪い事をあまり長い時間考えなくなった。
つまり、全く効いていない、というわけではないのではないか。というのが医師の見解でした。
私や家族など、毎日見ている人からすると分からない程度の変化ですが、TMSを受けたことは悪くなかったのではないかと。
これは翌日受診した、昭和医大の精神科の医師からも言われました。
全く効いていないのではないか。自分は良くなることは無いのではないか。そんな事を思って絶望感を感じていた私には、少しでも効いているのではないかという精神科医の言葉は大きな救いになりました。
私の現状から、左右のTMSの当てる時間の割合が少し変わることになりました。
右脳13分、左脳6分。
どうなるのかはわかりません。少しでも良い方に行ってくれることを望みます。
それからTMSを受けました。前回の技師が下手で、受けている時間が非常に苦痛だっため、その人には担当して欲しくない旨を医師に伝えていたので、今回はスムーズに受けられました。
それから、カウンセリングを受けました。
過去の話。辛かったこと。
TMSはそれだけで良くなる魔法のような治療法ではなく、薬物療法やカウンセリングと合わせてやることで良い効果が期待できる、と本にあったので、ここでのカウンセリングも徹底して利用しようと思い、うつ病と直接関係しているか分からないけれど、自分が子供の頃からずっと苦しんできたことなど、カウンセラーに話したいことをすべて話しました。
カウンセラーは私に発達障害の疑いがあるといい、それを調べるためのテストを勧めました。
発達障害がうつ病の原因である、という話ではなく、発達障害による辛い体験を、今後繰り返さないよう、これから生きていく上で自分の苦手なことを把握して、うまく行動していくために、仮に障害があるとすれば、それを知っておくことは悪くないのではないか、との話でした。
しかし、この話を昭和医大の医師にすると、(昭和医大には発達障害研究所があり、私の担当医はこの研究もしている人です)私が仮に発達障害であったとしても極軽度だと思う、またそのようなテストを受けなくても、カウンセリングによるアドバイス(ケア)はできるはず、との意見でした。
このことについては、次回カウンセリング時に、またカウンセラーと相談してみようと思います。
TMS 途中経過
本当は本日12回目を受ける予定だったのですが、とても具合が悪く、休んでしまいました。
このところ、私の精神状態はひどく不安定です。
イライラしたり、不安になったり、過去の辛かった経験を思い出したり、将来に悲観的になったり、うつ病が治ることはなく、自分の人生にはこれから先、何も楽しいことを楽しいと感じたり嬉しいことを嬉しいと感じることもできないのだという絶望感を感じ、それをずっと繰り返し数日に渡って考えて、毎日ふさいでばかりいました。
TMSを受けて最初の数回具合が良かったのは、うつ病自体の波の一環で、たまたま調子の良いときが重なっただけなのではないかとも思うようになりました。
頓服薬も、頻繁に飲むようになりました。
TMSの効果自体に懐疑的になり、続けることに意味があるのかと考えたりしています。
次回はカウンセリングがあるので、話をしてみようと思います。
カウンセラーが言った10回目ぐらいで効果が感じられる、と言った10回をクリアした現在、私がひどく具合が悪いことを言ったらカウンセラーは何と言うでしょう。
きっと、人それぞれで、今度は20回ぐらいで効いてくる人もいるのだ、とでも言うのでしょう。おそらく続けさせるような事を言うと思います。
何もかもが嫌で、とても辛いです。
今は、TMSに何かを期待したことが馬鹿だったのではないかとも思っています。
悲しいです。
TMS10回目
10回目のTMSです。目標にしましょうと言われた回です。
実は前回、9回目の前後、私はとても悪い状態でした。
昼間は無気力で何も出来ず、一日中からだが怠く、眠く、夜は逆に眠れずにひどくイライラしたりしていました。
そんな状況で昨夜も短い時間しか眠ることができず、今日も具合が悪くなるのではないか、新宿まで行けないのではないかと不安でした。
しかし、今日は不思議と調子が良く、短い時間でしたが深く眠れたようで、朝ぱっと早い時間に目が覚めました。
TMSは、まるで自分の家の布団に寝ているときや、あるいは美容院でマッサージを受けているときのように、とてもリラックスした気持ちで受けられました。
治療に伴う軽い痛みや機械のうるさい音もあまり気にならず、左右10分ずつの時間を、たいへん短く感じ、ともすればうつらうつらとしそうになるほどでした。
いつも疲れ果ててしまう帰り道も、比較的元気でした。普段なら帰りのバスで立ち上がることもできないほどなのですが、今日は母と共に途中下車して、買い物をして帰る余裕すらありました。
それでも、気分の良さに体力の方がついていかなかったようで、家に帰ってから私は大変疲れて一歩も動けないほどになりました。
しかし、頓服薬を飲むこともなく、眠ってしまうこともありませんでした。
TMS8回目とカウンセリング2回目
前回から一週間空いてしまいました。
週に二回の予約を入れていましたが、精神的にとても状態が悪く、出かけることが出来ずに一度休んでしまったためです。
休んだ分は一回ずれて、今日が8回目になりました。
10回目前後で受ける予定だったカウンセリングは、そのため今日になりました。
クリニックには例によって母に付き添ってもらって来ましたが、カウンセリングはひとりで受けました。
今、とても具合が悪い事を私は話しましたが、具合の悪さなどの話は基本的に医師の方に相談するもののようです。
カウンセリングでは、治ったら何ができるようになりたいか、などを聞かれました。
色々な話をしましたが、心理士は私の心理的に辛い部分をケアする事に、興味を持っているようでした。こちらがカウンセリングの本来の目的なのでしょう。
私はカウンセリングというものを初めて受けたのでわかりませんでしたが。
次は30分の時間をもっとうまく使えたらと思います。
今回からTMSは、右10分、左10分、の治療に変わりました。
計測室で右側と左側、両方に印を付けられて、いつもどおり、治療用の部屋に移りました。
右脳の刺激はいつも通りです。カチカチカチカチ、と連続した刺激と8秒間の休み、の繰り返しです。
今回も奥歯がガチガチ鳴ったので、その旨を伝えるとすぐに当てる場所を調節してくれました。
左脳への刺激の仕方は、少し違っていました。1秒間隔で連続して刺激を与えられます。ボールペンで突かれるような、と受ける前に聞いていたのに似た感じでした。鋭い痛みではないので、えんぴつのお尻で突かれるような鈍い痛みがあります。
最初なので、弱い刺激から始めましょうと言われ、最初から最後まで強さはそのままでした。
右側を刺激した時は、痛みに少しずつ慣れていく感覚がありましたが、左側は逆に少しずつ強くなるような気がしました。インターバルが無いせいかもしれません。
そんな感じで8回目の治療は終わりました。
具合の悪さは変わらず、非常に疲れやすく、イライラしたり、落ち込んだりの激しい状態です。
治療で調子が良くなったのではなく、体調の波だったのかもしれないと思い、少しがっかりしています。
しかし、まだ治療も半ばですら無いので、続けていきたいと思います。
TMS7回目と2度目の診察
8日に6回目のTMSを受け、今日は7回目のTMSと、医師による二度目の診察を受けました。
5回目のTMSを受けた際、帰り道に具合が悪くなったことと、4月あたりから精神的にも具合が悪い状態であることは、前に書いたとおりです。
6回目のTMSを受けた後、少し私は元気になりました。
いつもなら落ち込んでしまうような事があっても、あまりくよくよせずに居られる事もあり、少しなら運動もできました。
しかし、TMSを受けるようになってから、以前からあった偏頭痛が頻発するようになり、その点が心配でした。
5回目の帰り道で具合が悪くなった事を技師の人に伝えると、施術後に具合が悪くなってしまう事もあるとのこと。再度そのような事があったら医師(当院の)に相談して下さい、と言われました。
今日のTMSはとてもリラックスして受ける事ができ、こめかみへの刺激で痛みはあるものの、寝る寸前のような落ち着いた気持ちで施術を受けることができました。
TMSの後、医師による問診がありました。
施術開始後から今に至るまで、精神状態にどのような変化があったか。
私の場合は一旦、あまりネガティブな事を考えないような良い精神状態になったが、ここ一週間ほどは落ち込んだり、些細な事に傷ついたりしてしまうこと。などを言いました。
医師によると、それは右脳への刺激によって、神経細胞がくっつきやすい状態になっているため、良い事でも悪い事でも、現在目の前にある出来事に意識を向けやすい状態になっているとのことでした。
次は左脳にも刺激を与え、今度は神経のはなれやすさを活性化していくとのこと。これはネガティブな事を考えてしまったとき、それをいつまでも引きずらずに気持ちをリセットできるようにするためとのこと。
次回からは、右10分、左10分、の施術にしましょうと言われました。
私は8回目からそのように施術内容が変わる事になりましたが、おおむね5回〜10回の間に診察が行われ、施術内容についての検討が行われるようです。
それから、偏頭痛が多くなった事についても相談しましたが、心因性のものかもしれないとのことで、治療中で脳のバランスが良くなくなっているためかもしれないとのことでした。
今後の治療で、頭痛も改善すると良いのですが。
今日は比較的体調が良く、帰り道になっても疲れが少なかったので、少しだけ遠回りをしてお花見をして帰りました。
満開の桜がとても綺麗で、携帯でいっぱい写真も撮りました。
母と一緒に綺麗な景色が見られて、とても嬉しかったです。
TMS第五回とカウンセリング
5回目のTMSです。
最初は少し良くなった私の精神状態は、この頃少し悪くなっています。
家族の悪意のないささいな言葉に、自分を非難しているような悪い意味を勝手に感じてひどく傷ついたり、物音に敏感になり、恐怖や苛立ちを感じたりしました。
治療が5回目に入ったので、臨床心理士によるカウンセリングを受けるように言われました。
今回は予約の関係で治療の前に受けることになりました。
担当の心理士は前回と同じです。同じ人にずっとかかることになります。
1回目のカウンセリングは、おもにカウンセリングとはどのようなものなのか、どのように進めていくのか、という説明でした。
カウンセリングの内容は
1)自分が心理士に相談したいこと、話したいことがあったら話す。
2)体調や現在の気分について
この2つだそうです。
心理士はさっぱりした感じでしたが冷たい感じでもなく、やはり嫌な感じではありませんでした。
カウンセリングで話したことは守秘義務があるので、誰にも、家族にも、公開されることはない、とのことでした。
私は母と一緒に部屋に入りましたが、カウンセリングは基本ひとりで受けるもののようです。家族にも言いづらいような事を吐き出して楽になる、という要素もあるのかもしれません。
1回のカウンセリングの時間は30分。基本的に治療の前か後にセットで受けることになります。
そして、2週間に一回か5回に一回が基本のペースです。
しかしあるいはその間でも何か相談したいことが出来たときなどに、予約を入れて受けることができる、とのことでした。
私は、TMSを始めて最初は少し具合が良くなった事。ところがここ2、3日、非常に精神状態が悪いことを言いました。
すると、それは効きやすい人の典型だと言われました。一度良くなり、5回目ぐらいに少し悪くなり、それからだんだん良くなっていくとのこと。10回目ぐらいに効き目を実感できると思うので、それを目標にがんばって下さいと言われました。
その後、TMSを受けました。
今回は当てる場所が微妙にずれていたのか、刺激を受けるたびに、奥歯がガチガチと鳴ってそれが苦痛でした。
終了後にそれを言うと、機械を当てる位置を調節するから、目の奥に刺激があったりなど、こめかみに痛みがある(これはどうしようもないものなので)以外の異変があったらその場ですぐに言うようにと言われました。
なんとなく、自分が間違っているような気がしてしまい、言えなかったのです。
でも、看護士に言われて、少しでも変だったら次回からはすぐに言おうと反省。
帰り道、私は具合が悪くなりました。とても体調が悪くなり、駅のホームで倒れてしまいそうになりました。
母に支えられて、やっと立っていて、電車に乗ったら座る事ができたので、頓服薬を飲んで目をつぶって座っていたら、だんだん楽になりました。
TMSとの関係は良くわかりません。
今度行ったときに相談してみようと思います。